しょずんさん不足!
前にもアップしていたらごめんなさいω・`)
データフォルダにあった中途半端な小説←
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「ふぅ。松本のお陰で、すぐ終わったよ」
「うん、そ、そうだね…っ」
俺の正面で座る松本は、俯いたまま返事をした。
今の松本の顔は、真っ赤に染まっているのだろう。
高校生になっても松本は、ガキの頃から何一つ変わってなくて。
耳元で囁けば、すーぐ頬を真っ赤に染める。
ま、松本のことをこうやっていじったりするのが好きな俺も、変わってないんだろうね。
「しょーくん…」
「何だ?」
「今日俺、手伝ったでしょ。だから、その、ご褒美とか…」
「ご褒美?」
俺が聞き返せば、松本はコクリと頷く。
ご褒美なんか欲するなんて、松本も欲張りな奴だな。
そっちが勝手に手伝ってきたくせに。
「ご褒美ぐらい、いいでしょ?」
まあなと答えつつ、松本の言う“ご褒美”は何だろう。
様子を伺いながら、考えてみる。